レッジョ・アプローチ
レッジョ・アプローチは、イタリアのレッジョ・エミリア市で自薦されている幼児教育で、第二次世界大戦後市民が中心になり、「自分たちの学校」として創設されました。現在「もっとも優れた教育」としてニューズウィーク紙などで紹介され、世界中に広がっています。今はハーバード大学の幼稚園や、スタンフォード大学の幼稚園などでもレッジョアプローチを取り入れ、今世界各国で行われてる教育方法です。
レッジョ・アプローチの大きな特徴の一つにすべての幼児施設に「アトリエリスタ」と呼ばれる芸術の専門家が配置され、様々な素材を活用したプロジェクトが実践されています。
当幼稚園でも、専属のアトリエスタが毎日おり、プロジェクト活動を行っています。
子供たちの答えには、正解も間違いもありません。レッジョアプローチには、「子供が100人いれば100通りの考えや表現がある(100の言葉)」という考え方があります。一人一人違いがあるのは当たり前で、見て感じたことを表現する自信を養うことが大切と考えられています。
「子供は真の研究者である」大人が知識を教えることはせず、子供たちが自ら学ぶ教育スタイルです。
プロジェクトは1学期をかけて行います。
子供達の何故?から物事を探求していきます。なので毎日やる内容、プログラムなどはありません。
レッジョアプローチは、教具は素材(ガラクタ、自然の物、布切れ、紙切れ)であり、決まったやり方というのがありません。プロジェクトをベースに友達と話し合い、他人の意見を受け入れ、物事を探求していく。物事の探求の過程の中で、疑問から自然に数学やサイエンスの知識をつけていきます。積極的に新しいテクノロジーも使用します。
AIの時代に入っていくにあたって、自分で考える力、何かを生み出す力のある人材が必要になっていきます。
従ってレッジョアプローチ世界で注目されるようになりました。
私達の幼稚園の先生達は、イタリアのレッジョエミリアのマラグッチセンターにて毎年研修を受けております。